group91/79/70展

group91/79/70展 2019.5.7(火)~5.19(日)12:00~19:00(最終日17:00) 13日休廊

林 康夫 立体(陶)  中馬泰文 平面(素描)

木村秀樹 平面(版画)  高橋 亨 (構成)

若いころ木村秀樹が試みた版画による立体制作は奇抜なものだった。片方の腕の節々を折り曲げて鳥の形をつくり、もう一方の手の指を広げて、畳んだ羽根に見せた。写真と版画で仕上げたものだった。

中馬泰文の何十年か前の作品には、ドーナツを四つ描いただけの版画がある。ほかにはなんの形もメッセージもない。去年のこの展覧会での出品作は工具のペンチをそのまま描いたものだった。それがなぜか目をひいた。

同じく昨年の作品展で、林康夫は一点の陶板をギャラリーの庭に敷いた。長方形の長さ数十センチほどだっただろうか、ただ青一色で、その紺碧の空間が作品としての表現のすべてだった。(高橋 亨)

林 康夫

中馬泰文

木村秀樹