100% IZAWA 展ー家族オールスターズー
2024年8月10日(土)~8月18日(日)会期中無休 12:00~17:00(最終日16:00)
井澤佳代子
60歳から好きだった絵を始めた。
描きたいものがあったからだ。
生きとし生けるもののエネルギーだ。
富めるもの、貧しきもの、大きいもの小さいもの、善悪。
すべてのこの地球上で生きている全てのもののエネルギーを描いてみたいと思ったからだ。
「CHAOSの街」シリーズからスタートして「Eternal」に今、取り組んでいる。
今回の作品は生きているエネルギーの象徴として「FUJI」を取り上げた。
作品サイズ:130号
井澤正憲
生まれ育った場所には美術館もギャラリーもない。
山と畑と小さな資料館が1軒あるだけだ。
学校生活の大イベントである遠足でも、古墳と資料館が定番だった。
土器や埴輪との生活は、私の粘土遊びを夢中にさせた。
今でも続く粘土遊び。
粘土で作った情景を是非見てください。
作品サイズ:35x22x5cm
井澤幸子
20歳の時に陶芸を志した。
できるところまでやってみようと、諦めてやめることをやめようと。それだけを心にあっという間に35年が経った。
子供を持ってからの生活は大変で、ただいろんな事をだましだましやってきただけのような気もする。
しかし、陶芸で私が学んだことの1つは、土は無理矢理言うことを聞かせてはいけないと言うことだ。
無理に自分の思い通りにしようとすると、どこかで歪みが出て破綻してしまう。なんとかして自分の思っている方向にどうにか持っていくために、騙し騙しご機嫌をとりながらやっていく。
その過程で新たな発見や思わぬ視点を獲得する。柔軟に変化していく。
土が教えてくれたこのやり方で自身の生き方もやって来たような気がする。いい加減は良い加減と言い聞かせながら。
私の作品は生活に根ざしていて、和歌山の自然に囲まれた里山の麓での生活の中で感じること、考えることが基礎になっている。
家族と土と共に生きる。その中で見えてくるすべての自然や命に対する寿ぎと祈り。それが私の今のテーマである。
作品サイズ:10x15x8cm
井澤岳丸
ゆうれいの境界は曖昧です。
形、次元、時間、現実-フィクション、、
ぼやけているし、重なっても触れられず、見たと言ったら「お前がおかしいんだよ」と言われる。
故郷を失い、旅の途中、このギャラリーで出会ったゆうれいとあなた。
一緒に過ごす時間。それはあなたが生まれるずっと前から存在するゆうれいにとってどれほどの時なのでしょうか。一瞬?それとも無限に近い時間、、?
過ごす時が経つにつれて
あなたは自分と違うところや、
逆に同じだなと思うところが出てくるかも知れません。
そんな違って同じなゆうれいと一緒に100%Izawa展-家族オールスターズ-を楽しみましょう。
作品サイズ:映像
井澤里映
今年から東京で一人暮らしを始めた。
見慣れない街、風景。
一人、部屋の窓から外を覗くと「あの山」に思いを馳せてしまう。
両手を広げて守ってくれているような山並みはいつも隣にいてくれた。繋がっていく感覚を与えてくれた。
それは、離れたことによって気づくことができた。
あの山もまた家族だったんだと。
作品サイズ:組作品一部